県内のスーパーでは、春の新商品が続々登場しています。こうした中、春の新商品をいち早く消費者に試食してもらうイベントが福井市の産業会館で開かれました。この春のキーワードは「視点を変えた新しさ」です。
  
会場に集まったのは、食品や飲料などのメーカー51社です。各社の、この春お薦め新商品がずらりと並びました。
  
県内でスーパーを展開する「ハニーグループ」が開いたこのイベントには、抽選で選ばれた消費者約500人が参加しました。
  
この春の新商品の特徴は「視点を変えた新しさ」で、主催者は「今ある商品のボリュームを広げていく新商品が増えています」と話します。具体的には、人気の定番商品に別の要素を取り入れることで、新たな価値を生み出すのがこれからのトレンドだといいます。
   
例えば日本ハムの「シャウスライス」は、定番商品「シャウエッセン」の素材を使ってスライスしハム風に仕上げた商品です。スライス商品にしたことで包丁を使うことなく料理の幅も広がると売れ行きも好調です。
  
また、日清のカップヌードルのスープや具に、麺ではなくお米を組み合わせた「ぶっこみ飯は、時間に対する効果いわゆる「タイパ」が良いと若者に人気だといいます。
  
また、福井にちなんだ商品も登場しています。10日発売の県立恐竜博物館と森永製菓がコラボしたお菓子。4つのパーツをならべるとフクイラプトルが完成します。ちょっとした遊び心を加えた「おっとっと」初の試みです。
 
主催者側では、「これだけ多くの新商品をお客さんに試食していただくというのはメリット。参加されるメーカーとしても、お客さんの生の声をきいて生かせるというのはチャンスなので」と話します。
 
会場では来場者による新商品の人気投票も行われ、上位の商品は今後ハニーの店舗で紹介されます。

福井テレビ
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