「佐賀牛」の繁殖農家が減少する中、農家への技術支援などを行おうと、去年唐津市に出来た生産拠点佐賀牛いろはファームから初めて2頭の子牛が競り市に出品され、それぞれ平均より高値で落札されました。

多久市の畜産センターで8日に行われた子牛の競り市には、県内で育てられた生後9ヵ月前後の子牛252頭が出品されました。
このうち、子牛の生産拡大に取り組むほか、次世代の若手育成などを目的に、去年5月に完成した唐津市の「佐賀牛いろはファーム」からは初めて2頭の子牛が出品されました。
8日の競りでは最高価格が122万9800円、平均価格が61万3354円となるなか、佐賀牛いろはファームから出品された2頭は約100万円と93万円という平均より高値で競り落とされていました。

【佐賀牛いろはファーム所長 川添邦宏さん】
「分娩、ミルクをやる保育などの育成に関して非常に気を配り子牛を育ててきた」

【山口畜産代表取締役 山口伸彦さん】
「血統的にも素晴らしい牛でしたし、佐賀牛いろはから第1号の牛ということで頑張って競り落としました。大いに期待しています」

子牛の競り市は9日も行われるということです。

サガテレビ
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