政治資金問題で「党の役職停止6か月」の処分を受けた東北比例ブロック選出の菅家一郎議員。「皆様方にはご心配をおかけして申し訳ないなと思っています。厳粛に受け止めてまいりたいと、このように考えております」と語った。

<弁明書提出も認められず>
菅家議員は、党紀委員会に「弁明書」を提出したが、認められなかった。
「不記載と、私のようにすべて入金処理して会計処理している訳ですから、若干の配慮があってもいいのではないかとお願いしてきた。残念というか、届かなかったことは」と話す。
また、「戒告」処分を受けた福島5区選出の吉野正芳議員は「派閥からの指示があったとは言え不適切な処理を行い、政治不信を招くこととなったことは誠に遺憾」とするコメントを公表した。

<処分の影響は?>
次の衆院選からは新しい区割りとなるが、現在、菅家議員は「新3区の支部長」吉野議員は「新4区の支部長」を務めている。
「支部長」は「次の衆院選での公認候補予定者」だが、自民党福島県連では「処分は党内のもので県連の役職に影響はない」としている。
そして「『政治は国民のもの』との原点に立ち返り危機感を持って国民の政治への信頼回復に取り組んでいかなければならない」とコメント。

<野党の反応>
一方、立憲民主党福島県連は「処分の重さも基準も、国民の目線に立っているのか疑問を感じざるを得ない」と指摘している。その上で、「このような政治状況を作っているのは我々野党にも責任がある」として支持拡大を目指す考えを強調した。

福島には震災からの復興など向き合うべき課題がたくさんある。有権者にどう説明し何を訴えていくのか、私たちもしっかり見つめていく必要がある。

福島テレビ
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