自民党青年局が2023年に開いたパーティーで、“過激なダンスショー”が繰り広げられていたことが判明。パーティーでは、露出度の高い女性ダンサーが登場し、参加者にボディタッチなどを行っていたという。この問題で青年局長らが辞任、党内からも批判の声が上がっている。

参加者は「これはまずいと思いながら…」

問題のパーティーが行われたのは2023年11月。
和歌山市内のホテルで自民党青年局・近畿ブロックの会議が開かれ、青年局の国会議員や多くの地方議員らが出席していた。

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その会議の後に開かれたのが、懇親会。
そこに露出度の高い衣装を着た複数の女性ダンサーが現れ、ステージで踊ったり、参加者にボディタッチをしたりしたという。

問題の懇親会に参加したという大阪府議は、FNNの取材に「こんな余興があるとは知らず、ぼう然とした。これはまずいと思いながら手拍子するしかなかった」と回答。

この府議によると、ダンサーは2回登場し、初めの露出度は高くなかったものの、参加者の酔いが回ってきた2回目には下着のような露出度の高い衣装で出てきたという。

この懇親会が行われた2023年11月といえば、フランス研修に向かった自民党女性局の国会議員が、エッフェル塔の前で“とんがりポーズ”で記念写真を撮ったことで「旅行気分だ」などと批判を浴びて間もない時期だ。

自民党内からはこのような声があがっている。

自民党若手議員:
印象悪すぎだよ、これ騒ぎになるでしょ。

自民党議員:
ありえない。こんなことをやっていたら自民党が下野してしまう。

自民党の梶山幹事長代行は、8日に「費用については、公費は出ていないということだけは確認できております」と発言している。

派閥の政治資金パーティーを巡る“裏金事件”に続き、新たに明らかになった会議後の“過激パーティー”。この問題を受け、自民党の藤原青年局長と中曽根青年局長代理が辞任した。

宮司愛海キャスター:
またもや自民党でというところですけれども、はたしてどんな理由で女性ダンサーを呼んだのかというのも気になります。

明治大学・齋藤孝教授:
エッフェル問題から間もないっていうタイミングも確かにあるんですけど、そもそも青年局という名前を背負っての懇親会なんですね。会議と同じホテルで続いてやるわけですから、そのオフィシャルな空気感のある場で、タッチとかっていうのはアウトだと思いますね。
(「イット!」3月8日放送分より)