岸田首相は27日夜、記者団から、28日に開く方向だった自民党派閥の政治資金事件に関わった議員による衆院政治倫理審査会での説明が、公開の是非に関する与野党の協議が整わず見送りになったことについて問われ、「国会において調整は続いていると承知している。説明責任を果たすことは重要であり党としてもそれを果たすよう促してきたところだ。引き続きそれぞれの議員が置かれた立場を省みて丁寧に説明するよう党として促していく」と述べた。
また、野党が強く求めている政倫審の全面公開を主導するか問われ、「丁寧な説明を尽くしていくことを党として促していく観点と、大切な予算を一日も早く衆議院を通過させ年度内成立を確実なものにするという観点、この2つの観点から自民党関係者に対して、最良の方法をとるよう指示を出している」と強調した。