深刻化する大学スポーツ界での薬物汚染。今度は強豪・法政大学のアメリカンフットボール部員に、大麻を使用した疑いが浮上した。
大学スポーツ界の薬物汚染が改めて浮き彫りに…
疑惑の渦中にいるのは、部員3人。
この記事の画像(6枚)20日午後5時ごろ、法政大学の練習場では、多くの学生たちが部活動の練習をしていたが、アメフト部員の姿は見られなかった。
関係者によると、事の発端は法政大学のアメリカンフットボール部で「部員が大麻を使用しているようだ」という大学側への情報提供だった。
これを受け、大学は2月17日にオンラインで部の保護者会を開き、部員の大麻使用情報について説明。
その上で市販のキットを使い尿検査を実施したところ、3人の部員から陽性が疑われる反応が出たという。部員らは、「合法とされているリキッドを吸った」などと説明したという。
薬物の使用が疑われる今回の事態を受け、法政大学の学生からは次のような声が聞かれた。
2年生の男子学生:
日大とかでも似たような問題があったので、法政も同じように思われるのは嫌な気持ち。
法政アメフト部員の1人は、取材に対しこう話した。
アメフト部の部員:
メディアが来るとわかっていて、今日は誰も来ない。自分も何も話すことはできない。
法政大学は、尿検査後の対応について次のように説明した。
【法政大学コメント】
陽性反応が出た部員に警察が再検査を行ったところ、全員陰性と判定されました。
大学スポーツ界ではこれまで、日本大学アメフト部や東京農業大学ボクシング部で逮捕者が出るなど薬物汚染が拡大。今回のケースにより、その深刻な実態が改めて浮き彫りになった。
(「イット!」2月20日放送より)