アメリカのトランプ前大統領が、不倫相手の女性への口止め料の支払いを不正に処理したとして起訴されている事件で、3月25日に初公判が行われることが決まった。
この事件は、トランプ前大統領がかつて不倫関係にあったポルノ女優への口止め料13万ドル=約1950万円を支払い、その際に業務記録を不正に改ざんしたとして起訴されているもの。
これについてニューヨーク州の地裁は15日、トランプ氏の起訴取り下げの申し立てを退け、予定通り3月25日に初公判を開くと決定した。
トランプ氏は現在、4つの事件で起訴されているが、この業務記録改ざん事件がトランプ氏の刑事責任を問う最初の裁判になりそうだ。
アメリカの大統領経験者が、刑事裁判の被告人として法廷に立つのは史上初めて。
トランプ氏にとっては大統領選挙戦と並行して刑事裁判に臨むことになり、トランプ氏は裁判所の期日決定を受け「選挙妨害だ」とSNSで改めて反発している。