防衛省は15日、部下へのパワハラで、陸上自衛隊の幹部を降格処分にしたと発表した。
陸上自衛隊によると、1階級の降格処分を受けたのは、陸上総隊司令部に所属する40代男性の1等陸佐。
2021年3月頃から2022年2月頃まで、当時勤務していた部隊で、複数の部下の隊員らを指導する際、威圧的な言動で精神的苦痛を与えるなど、職場環境を著しく悪化させ、部下1人が精神疾患を発症する一因となったとしている。
1等陸佐は、日常的に大声で怒鳴ったり、「どうするんだ」などと質問を繰り返したりして、部下を追い込んだという。
防衛省は2023年12月、過去のパワハラで陸将補ら2人の降格処分を発表したが、この1等陸佐も当時、同じ部隊に所属していたという。