県内のダムの貯水率の低下を受けて県企業局は11日、人体に有害な有機フッ素化合物・PFAS対策のため、停止していた本島中部の水源からの取水を再開しました。

県企業局によりますと1、1日午前0時時点の県内11のダムの貯水率は49.9%となっています。

貯水率が50%を下回ったことを受け県企業局は、PFAS対策のため取水を停止していた嘉手納井戸群と天願川からの取水を11日午前9時過ぎから再開しました。

県企業局による今年度のPFAS調査では、1リットル当たりの平均値として嘉手納井戸群では28ナノグラム、天願川では44ナノグラムといずれも国の暫定目標値50ナノグラムを下回っています。

県企業局は取水を再開しても、北谷浄水場で導入している活性炭でPFASを除去するため、浄水後の水はさらにPFASの濃度は低くなり、国の暫定目標値を下回る状況で提供できるとしています。

沖縄テレビ
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