安倍元総理大臣の銃撃事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の第2回「公判前整理手続き」が23日、奈良地方裁判所で開かれ、山上徹也被告本人が出席した。

山上徹也被告(43)は、おととし7月、奈良市内で選挙応援の演説中の安倍晋三元総理を銃撃し殺害した罪などで起訴され、大阪拘置所に勾留されている。 公判前手続きは、裁判に先立って裁判所と検察側・弁護側が話し合い、争点などを整理する手続きだ。

■第1回は被告本人は参加せず

第1回の公判前整理手続きは、去年6月に山上被告も出席して行われる予定だったが、奈良地裁に不審な箱が届いて急きょ中止になり、去年10月に行われていた。この第1回の手続きには、山上被告は出席していなかった。

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関係者によると、23日に開かれた第2回の公判前整理手続きは、山上被告本人が参加のもとで開かれた。山上被告の出席は初めてとなる。 また、裁判の開始は、早くとも夏以降となる見通しだ。

関西テレビ
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