妻を殺害した罪で起訴された元県議の丸山大輔被告についてです。20日から争点を絞り込む公判前整理手続きが始まりました。弁護人は「被告は事件当時、長野市の議員会館にいて現場には行っていない」と無罪を主張することを明らかにしました。
殺人の罪に問われているのは当時、現職の県議会議員だった丸山大輔被告（49）です。
起訴状によりますと丸山被告は、2021年9月29日の午前1時44分から3時4分ごろの間に、塩尻市の酒蔵兼自宅で妻の希美さん（当時47）の首を何らかの方法で圧迫し、殺害したとされています。
逮捕前のNBSのインタビューで丸山被告は次のように話していました。
丸山大輔被告（当時）:
「第1報は上の子から『ママがちょっとやばいかもしれない』ということで、慌てて向こう（議員会館）を出ましたけど、とにかく急いで帰ろうということで」
丸山被告は逮捕後も一貫して「当日は県議会のため議員会館にいて現場には行っていない」と話し、容疑を否認していました。
「殺人の罪」で起訴されてから20日でちょうど1年。長野地裁で裁判を前に争点を絞りこむ「公判前整理手続き」が始まりました。
丸山被告は出廷しませんでした。
20日は弁護側、検察側、それぞれの主張を出し合ったということです。
終了後、取材に応じた丸山被告の担当弁護士は、無罪を主張することを明らかにしました。
担当する・征矢芳友 弁護士：
「丸山さんは朝まで議員会館にいましたので。（事件当時、現場にも行っていない？）そうです」
初公判は来年の見通しですが、まだ、日程は決まっていません。
