自民党・安倍派の4閣僚が交代した岸田内閣について、立憲民主党の泉代表は15日、「たらい回し内閣」と酷評した。
安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、岸田首相は4人の閣僚を交代させたが、記者会見で泉代表は、「新しい人事は、もはや『たらいまわし内閣』ということだ」として、9月の内閣改造で外相を退任した林芳正氏が、官房長官に就任したことなどを挙げた。
また、泉代表は「意味不明、支離滅裂。岸田首相には、ぜひどういう理屈で、こうした人事が成り立っているのか、国民に明らかにしてほしい」などと述べた。
そして、新閣僚の4人について「全て閣僚経験者。次に誰を任命するかが怖くてしょうがないという状況が、今の岸田首相にはあるのではないか」と指摘した。
さらに、閣僚を辞任した4人について、「『政府の立場としては答えられない』と繰り返し言っていたわけだから、(退任を機に)首相から明確に指示をして、それぞれ説明を果たすよう指導力を発揮してほしい」と要求。
「これがなければ、首相自身にも真相を解明する、やる気がないと言わざるを得ない」と述べた。