イタリアの住宅街を悠然と歩く、一頭のライオン。地元住民には外出禁止勧告が出され、ヘリコプターも出動した捕獲作戦が行われた。ライオンはなぜ脱走したのか…。
「車に乗りなさい!」ローマ近郊の街騒然
ライオンが住宅の目の前をウロウロしている。にわかには信じがたいこの映像…。
この記事の画像(10枚)最近、問題にもなっている生成AIによるフェイク動画のように見えるが、そうではない。本物のライオンが住宅街に現れた様子がSNSで拡散され、イタリアメディアが引用している動画だ。
ライオンは11月11日、イタリア・ローマ近郊のラディスポリで、サーカス団のおりから脱走し街を徘徊した。
「車に乗りなさい!車に乗りなさいっていってるでしょ」と呼びかけるも、ライオンは悠然と歩き去る。
地元住民には外出禁止勧告が出されるなど、大騒動に。暗闇の中でライオンを捕獲するため、赤外線カメラを搭載したヘリコプターが出動した。
そして、脱走から約7時間後。ライオンは鎮静剤を投与され捕獲された。
サーカスの動物監督兼調教師は「ライオンが錠を開けたり、壊したりすることは不可能です。とてもおかしなことが起きました」と話す。
現地では、何者かが故意にライオンのおりを開けた可能性も含め、調査が進められているということだ。
(「イット!」11月14日放送)
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