アメリカの俳優ロバート・デニーロさんの元女性秘書に対する性差別などがあったとして、デニーロさんの制作会社におよそ2億円の損害賠償が命じられた。

この裁判はデニーロさんの制作会社で2008年からおよそ11年間、秘書として務めていた女性が、当時デニーロさんから性差別的な言葉で叱責を受けたなどとして、損害賠償を求めていたもの。

現地メディアによると、ニューヨークの連邦地裁は9日、デニーロさんの個人的な責任については認めなかったものの、制作会社に約126万ドル、日本円で約2億円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。

デニーロさん自身は訴訟の被告ではないものの、法廷で証言し、高額な給与を支払っていると伝えたかもしれないが、性差別の意図はなかったと主張し「恥を知れ」と女性を非難した。