8月11日、歩行者天国になっていた静岡市の夏祭り会場に車で突っ込み、３人にけがをさせ、殺人未遂の現行犯で逮捕された時森一輝容疑者(26)。
「めざまし8」の取材に対し、容疑者の父親が苦しい胸の内を明かしました。
時森容疑者の父親:
なんで事件を起こしてしまったのか…。本当にそういう、事件を起こすような子ではなかったので。（最後に会ったのは）１カ月前くらいですかね、特に変な様子もなく、普段通りだったんですけど…。
父親と1カ月ほど前に会ったとき、特に変わった様子はなかったという、時森容疑者。
時森容疑者の父親:
本当、反抗期もないぐらいの子だったんで、人に対して優しい、悪く言えば弱い部分もあったのかなと思うんですけど。本当に、そういう、突発的になるような人間ではなかったと思うんですけど。
「人に対して優しい」、息子についてそう語った父親。
警察の調べに対して、「交際関係をめぐる悩みがあった」と話していることについては…。
時森容疑者の父親:
（トラブルなども）全く聞いてもないですし、特にそういったトラブルに巻き込まれているということも無いと思うんですけど。
Ｑ.家庭内で問題は？
時森容疑者の父親:
それはないです。（職場でも）特に変わった様子もなかったと聞いていたので。7月の初旬くらいかな、その時、一緒にもう飲みに行って、妻と一緒に、ざっくばらんな話はしましたけど、特に変な様子もなく。
父親も見当がつかないという、時森容疑者が抱えていた“悩み”。
「みんなから好かれる」友人に夏の予定を話していた容疑者がなぜ？
最近も連絡をとるなど、時森容疑者と仲が良かったという高校時代の友人も、容疑者の人柄について「真面目で優しくて礼儀正しく、みんなから好かれる優しい人間。信頼されている」と話します。
時森容疑者の高校の同級生:
人間関係とかで誰かとむしゃくしゃするとか、そういう性格じゃない、誰かの愚痴を聞くとかもなかったですし。
普段から穏やかで、人前で不満を露わにするようなこともなかったという時森容疑者。
さらに、高校時代はバレーボール部に所属し、エース的なポジションで活躍。部活だけではなく、学校行事にも積極的に参加していたといいます。
実は、1カ月前にはこんな話しも。
時森容疑者の高校の同級生:
先月、一緒にバレーの大会出ようかって話をしてたぐらい。夏とかもビーチバレーとか、普通にこの辺でやってるような市民大会とかあれば、探して一緒に出たいねって話はしたり、されたり。
容疑者に訪れた“2つの変化”
しかし、そんな時森容疑者に、最近、“２つの環境の変化”が訪れたといいます。
近隣住民:
成田空港の方でお仕事していたみたい。でもコロナの関係で、あまり状況が良くないってことで、それで静岡に戻ってきて、でもすぐ就職決まったよっていっていたから
近所の住民や高校時代の友人によると、高校を卒業後、専門学校に進み、その後、県外で働いていたという時森容疑者。新型コロナの影響で職場を退職後、静岡に戻り、再就職したといいます。
仕事以外にも変化が…。
時森容疑者の父親:
3カ月前ぐらいから別で住んでいた。それまでずっと住んでいたんですけど。
父親によると3カ月ほど前に、知人と同居するため、実家を離れたといいます。
「再就職」や「知人との同居」。こうした変化が“個人的な悩み”につながったのでしょうか。
時森容疑者の父親:
人としてやってはいけないことをしたのは事実なので、そこに関しては本人が一生かけて償うしかないと思います。今回被害に遭われた方々に関しては、本当になんてお詫びしたらいいか、本当に申し訳なかったという気持ちしかないので。大変申し訳なかったなと。
(めざまし8 8月14日放送)
