祝日の8月11日、静岡市で行われていた夏祭り会場に、車が進入。防犯カメラが、“殺人未遂事件の一部始終”を捉えていました。
この記事の画像(12枚)11日から開かれていた「静岡夏祭り夜店市」で、歩行者天国となっていた道路。テーブルなどが並べられ、祝日ということもあり多くの人が集まっていました。
ヨーヨー釣りを楽しむ子連れの家族の姿も。
そこに突然、1台の黒っぽい車が進入してきました。
速度を落とすことなく、次々とテーブルや椅子をなぎ倒していく車と、逃げ惑う人々。
その後、車は通りの真ん中で停止。車から降りてきた男は、すぐさま周囲の人たちによって取り押さえられました。
映像を見ると、降りてきた際、焦って逃げる様子もなく、平然に歩いているようにも見えます。
この騒動で、3人が車にはねられ、2歳の男の子と30代の父親は軽傷。40代の女性は救急搬送されましたが、意識はあるということです。
当時、現場にいた人は、「間違って入ってきたのかと思って、バックするのかと思ったら急に加速した」と話します。
事件の目撃者:
女性の方がうずくまっていて、子供さんがびっくりしたのか泣かれている。女性の方が「医療関係者はいらっしゃらないですか?」と大きな声で医療関係者の人を探していた。ただただ、怖かったですね。
殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、会社員の時森一輝容疑者(26)。けがをさせた3人とは面識はなかったといいます。
時森容疑者は、警察の調べに容疑を認め、「個人的な悩みがあった」と供述しています。
警察はこれまでの取り調べや現場の状況などから、計画性は薄く、衝動的な犯行とみて、動機の解明を進める方針です。
(めざまし8 8月14日放送)