4階の窓から侵入…。
その大胆な手口の痕跡が、犯行直後の現場に残されていました。
容疑者が使用したと思われる、屋上から侵入経路の窓まで垂らしたロープです。
これは、8月5日の深夜、横浜市鶴見区にある建設会社の事務所に設置された防犯カメラの映像。
飛び降りるようにして事務所内に現れたのは、建設会社から現金100万円を盗んだとみられる男です。
男は持っていたリュックを床におろすと、なにやらゴソゴソ…。何かを破壊しているようにもみえます。
防犯カメラに気づいたのでしょうか? 男は、カメラの向きを変えようとします。
そして侵入からおよそ3分後、男は両手に板のようなものを抱えて、逃走していきました。
めざまし8は、被害に遭った会社の社長を取材。
Q.被害はどれくらいですか?
(株)トップエージェント代表取締役社長 本間文也氏:
現金が100万円ほど入った金庫を天板ごと持って行かれた。
社長によると、犯行が行われる直前まで事務所には社員が残っていましたが、食事のために外出した数時間ほどの隙を狙われてしまったというのです。
しかし、事務所があるのはビルの最上階。男はどのようにして事務所内に侵入したのでしょうか?
その驚きの犯行の手口について、被害に遭った会社の社長は…。
(株)トップエージェント代表取締役社長 本間文也氏:
ここ4階なんですけど、屋上からロープを垂らしてあそこの窓から入ってきた。
犯人はどうやって最上階の事務所に侵入したのか?
一見、手や足をかけることのできる場所はないように見えるビルの壁面。10メートル以上の高さにある窓から、男はどうやって侵入したのでしょうか?
(株)トップエージェント代表取締役社長 本間文也氏:
(男は)ここに足をかけて、外を伝ってぐるーっと回ってきて。
(株)トップエージェント代表取締役社長 本間文也氏:
あっちに飛び乗って、屋上に降りて、フェンスにロープをかけて下の窓から侵入された。
事務所の社長によると、犯人はまず外階段で4階まで移動。
その後、柵を伝って屋上へ出ると、
侵入経路となった事務所の窓の上に移動、そこにあるフェンスからロープを垂らし、ビルの4階の窓から侵入したというのです。
当時、窓のカギはかかっていなかったといいます。
(株)トップエージェント代表取締役社長 本間文也氏:
ちょっとぞっとしますよね、生々しいというか。ほんとスパイダーマンですよね、まさに。こんな窓から侵入されると思ってなかったので。
警察は窃盗事件として捜査しています。
(「めざまし8」 8月9日放送より)