来年秋に今の健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に一本化する政府の方針について、立憲民主党の泉代表は28日、廃止の時期の延期を求めるとともに、「そろそろ首相の決断の時期」と述べた。

泉代表は記者会見で、「当面、今の健康保険証を続けて、信頼の回復に努めるべきだ」と述べ、「自民党の幹部から次々と廃止方針の延期、見直しという発言が出てきている」と指摘した。

そして、「そろそろ首相の決断の時期かと思っている」とした上で、「首相がどう判断するか、聞く力があるのかが問われている」と、岸田首相の決断を求めた。

廃止の時期を変えるには法律の改正が必要だが、泉氏は「この秋（召集が見込まれる臨時国会）で決めるべきだ。来年の通常国会まで放置しておくのはよくない」と述べた。

いわゆる「マイナ保険証」を巡っては、他の野党からも「河野デジタル相ら政府の発信の仕方の印象が悪い」「これはマイナ不信だ」などの声があがっている。

政治部

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