鳥インフルエンザの感染拡大などに端を発した卵の供給不足と価格の高騰、いわゆる「エッグショック」が拡大している。
帝国データバンクによると、上場する大手外食100社のうち、卵メニューの休止・休売に追い込まれたのは28社と3割に迫った。また今後卵メニューを休止する可能性がある企業も2社判明したという。
各社とも加工用卵の輸入や代替メニューの開発などを進めているが、影響は拡大している。
JA全農たまごによると鶏卵1キロ(東京・Mサイズ)の卸売価格は350円(4月6日現在)で過去最高となっている。高騰は深刻化しており、帝国データバンクは「卵メニューの取りやめといった動きがさらに広がる可能性がある」としている。