東京で新たに97人感染…迫る医療崩壊

小池都知事:
間もなく3桁というような数字。これが最大であることを願っている

東京都で2日、新たに97人の感染が確認され、一日の感染者数としては過去最多となった。

濃厚接触者と思われる人があわせて63人。そのうち、台東区の永寿総合病院の関係が21人。また、関係者によると慶応大学病院の関係が13人という。

一方、33人が感染経路不明で、都内でのこれまでの感染者はこれで684人となった。

福岡県では22人、大阪府では33人の感染が確認され、2日も全国で200人を超える感染者が確認された。

こうした中、新型コロナウイルスに感染し入院していた日本サッカー協会の田嶋幸三会長が2日に退院し、患者として見た医療体制の現状を語った。

日本サッカー協会・田嶋幸三会長:
医療崩壊を起こさないように食い止めようと皆さんしてくださっている。陰性が2回続いて出なければ退院できない。これだと本当に重症の方が出てきたときに、その人たちが入れないとなるのは目に見えている

迫りくる感染爆発前の医療崩壊。

FNNは、感染拡大が続くアメリカで医療の最前線に立つ島田悠一医師に話を聞いた。

コロンビア大学病院・島田悠一医師:
医療従事者の間でも感染が起こって、負のスパイラルに入りうるというのもこのウイルスの怖さかなと感じています

NY州では感染者が8万人超え…すでに医療崩壊

世界最多となる21万人が感染しているアメリカ。

ニューヨーク州では、感染者が8万人を超え、すでに一部で医療崩壊の状態に。

現地で治療にあたる医師自ら撮影した映像では…

エルムハースト病院 コリーン・スミス医師:
この部屋にいる患者全員が新型コロナウィルスに感染しています…

エルムハースト病院 コリーン・スミス医師:
人工呼吸器が5台増えたが、死者が出ないと明日あさってにはさらに人工呼吸器が必要になる

さらに、遺体の安置スペースも飽和寸前に…

エルムハースト病院 コリーン・スミス医師:
状況がどんどんひどくなっているため、患者の遺体を収容するため冷蔵トラックを手配しました

日本も3~4週間後にはニューヨークの二の舞に?

このような深刻な医療崩壊が日本にも起こりうると、現地で感染者の治療にあたる島田医師は指摘する。

コロンビア大学病院・島田悠一医師:
東京を含む日本の大都市の方々が、ここで気を抜いて油断してしまうと、ニューヨークの二の舞というか、現状に、3週間後、4週間後になる可能性は十分にあります

こうした中、安倍首相は特措法に基づく緊急事態宣言について「時々刻々と変化する自体の先を見通しながら、必要であれば、躊躇(ちゅうちょ)なく決断し、実行してまいります」と述べた。

現時点では、全国的かつ急速なまん延という状況にないとする一方、1日は使わなかった「必要であれば躊躇なく決断し実行していく」という。

安倍首相

東京都は軽症や無症状の感染者を宿泊施設に移動させる方針

こうした中、東京都は軽症や無症状の感染者について宿泊施設に移動させる方針を固めた。

新型コロナウィルスは検査で感染が確認されれば、軽症や無症状でも原則入院させている。しかし都内の感染者数が大きく増加し続けていることから関係者によると都は軽症者や無症状の感染者について宿泊施設に移動させる方針を固めたという。

宿泊先として都内のホテルを確保していて、入院患者のうち特に症状の軽い人を来週以降できるだけ早い段階で移動させるという。

(「Live News α」4月2日放送分)