中日ドラゴンズの新しい監督に、元ソフトバンク監督の工藤公康さん(63)が就任することが分かりました。
■“優勝請負人”…現愛工大名電時代の取材で語った「人生論」
選手として11度、監督として5度の日本一。球界の“優勝請負人”が、来シーズンから中日ドラゴンズの監督に就任することが決定的となりました。
工藤公康さんは名古屋市出身。現在の愛工大名電高校である名古屋電気高校では、1981年夏の甲子園でノーヒットノーランを達成しました。
その翌年、西武ライオンズに入団しますが、入団前の工藤さんを当時、東海テレビが取材していました。

Q.地元の球団に入ってほしかった
工藤さん(当時高3):
「皆さんの期待に応えたかったんですけど、やっぱり自分の道ですから、自分で選んだ道が一番いいと思いますので。人に左右されて動く人生じゃないですから」
現役時代は、西武、ダイエー、巨人、横浜と4球団を渡り歩き、29年間で通算224勝、リーグ優勝14回、日本一11回の功績を残しました。

そして現役引退後の2015年からはソフトバンクの監督。7年間で5度、日本一に導きました。まさに球界の優勝請負人です。
■一番大事なのは「見ること」…和田毅氏に語った“監督論”
かつての同僚・和田毅さんのYouTubeチャンネルでは、自身の監督論について話す場面も…。
工藤さん:
「一番大事なのって、コミュニケーションも大事なんですけど、“見る”ということが大事なので。誰がどうなりたいかを知っているとか、誰がどうしたいかを知っているとか」

さらに今後については、こんなことを語っていました。
和田毅さん:
「監督のオファーが来たら、またやりますか?」
工藤さん:
「あぁやるかもね。思い通りに動かせるから楽しいわけじゃない。こいつが練習して能力が上がったらどうなんだろうなぁと思うと、そこが楽しみだよね」
今シーズン、借金21と8日時点で最下位に沈み、6年連続Bクラスが決まったドラゴンズ。

先月29日に、井上一樹監督が今季限りでの辞任を表明。球団によると、次の100年に向けて強固なチーム作りをしてほしいと来季の監督就任を要請したところ、前向きな回答を得たということです。
■名古屋のファンは…工藤監督“経験者”・上林選手は…
あとは契約書にサインするだけの状態ということで、この一報に名古屋のファンは…。
ファンら:
「選手とのコミュニケーション、優しい感じの雰囲気だからすごく楽しみです」
「緻密な野球をやられる、作戦がうまい」
「また違う、采配だったり何かが変わることを期待しています」
また、ソフトバンクで当時の工藤監督の下でプレーをしていた上林選手は…。

上林誠知選手:
「ピッチャーに厳しい印象はありますね。すごく走っていたし、すごくトレーニングしていたし、きつそうだなと思って見ていました。自分で勉強していることもたくさんあるので、野手でよかったなと思いました。どうなるか分かりませんけど、すごく信頼しているので、強いドラゴンズにしてほしいなという思いはあります」
現在ある仕事の合間を縫って、秋季練習や秋季キャンプに顔を出したいと話しているという工藤さん。低迷が続くドラゴンズをいかに立て直していくのか、その手腕に期待が高まります。
■ドラ“外様監督”は42年ぶり…他球団の名将たちは外様でも好結果
工藤さんは、現役・コーチを含めドラゴンズでの経験がない、いわゆる「外様監督」です。これは、1984年から3年間監督を務めた山内一弘さん以来42年ぶりで、OBが中心となるドラゴンズにとっては相当珍しいケースということになります。

しかし他球団の例を見ると、王貞治さんは、17年連続Bクラスだったダイエーで監督となり、就任5年目で日本一に導き、その後「常勝集団」になっています。
野村克也さんも、ヤクルト監督時代に就任3年目でリーグ優勝、在任9年間で4度のリーグ優勝を成し遂げています。
また星野仙一さんも、Bクラス続きだった阪神を就任2年目でリーグ優勝に導くなど、“名将”と呼ばれる監督は「外様」であっても結果を残しています。

