28年にわたり愛されたJRの観光列車、「富良野・美瑛ノロッコ号」が9月23日、最後の運行となり、全国から多くの人が駆け付けた。
28年の歴史に幕―惜しまれながらの最終日
旭川駅に入ってきたディーゼル機関車。
ヘッドマークには「ありがとう」の文字。

多くの人が手を振る中、JR北海道の観光列車、「富良野・美瑛ノロッコ号」が最後の日の運行だ。
「窓が開いていて、自然の景色とかきれいに見えて、風を肌で感じられる。ノロッコの車両とか、今ここでこのときにしか味わえない」(東京からの客)

「寂しくなっちゃうな。悲しい気持ちです。石炭とか昔のレトロな雰囲気で、めっちゃ面白かった」(東京からの客)
開け放たれた窓に木製のベンチ。1998年の運転開始から、車内の雰囲気は変わらない。
28年もの間、富良野・美瑛の田園風景や大雪の山並みを楽しませてくれた。
各駅で“おもてなし”も?
美瑛駅では「白金太鼓」が乗客を出迎えた。

旭川から富良野まで、その土地ならではのおもてなしが、このラストランの醍醐味の一つだ。
「美瑛町の美しい丘陵地帯を縫うようにして走っています」(吉井庸二気象予報士)

ノロッコ号の名前の由来は、「のろのろ走るトロッコ列車」といわれているが。
「旭川から美瑛の間をすごくスピードを出して走るので、その迫力もまた魅力の一つだなと思う」(岡山県からの客)
停車する先々で、地元の人の手厚い出迎えと特産品が振る舞われた。
ゆったり2時間以上をかけて、ノロッコ1号が富良野駅に到着。

「風が気持ちよかった」
「最後の最後に乗ってやろうと思って。初めてです。最初で最後になっちゃうんですけど、すごく楽しかったです」(いずれも東京からの客)
多くの人の愛を受けて引退―「青い星」にバトンタッチ
「この28年間、すごくありがたい存在だった。ノロッコ号を愛してくれているとすごく伝わるお客さんたちで、迎える側としてすごく光栄に思った」(富良野市 本田寛康経済部長)

多くの人に愛された「富良野・美瑛ノロッコ号」は、23日で引退。
今後は、観光列車「青い星」が新たに歴史を刻むことになる。
