円安が加速する円相場は、1ドル = 156円をうかがう取引が続いている。

こうした中、日銀は、2日目の金融政策決定会合を開いていて、26日午後の植田総裁の発言に関心が集まっている。

円相場は、1ドル = 155円台での取引が続いている。

日銀は、前回の会合でマイナス金利解除を決めたが、緩和的な金融環境が続くとして、追加の利上げは急がない方針を示している。

今回の会合では、新たな物価見通しが公表され、国債買い入れについても議論される見通しで、円安進行の中、どのような政策スタンスを示すのかが焦点。

こうした中、アメリカのイエレン財務長官は、25日、ロイター通信の取材に対し、ほかの国が為替介入を実施する場合について、「市場の混乱や過度な変動に対処するため、まれな状況でのみ受け入れられる」との認識を示し、事前協議が望ましいとの考えを示した。

植田総裁は、26日午後会見する予定で、市場関係者の間では、円安や追加利上げをめぐる発言次第で、円相場が大きく動く可能性があるとして、政府による介入を警戒する声も強まっている。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。