4月になり鹿児島県警の警察官の逮捕が相次いだことについて、25日の定例記者会見で、野川明輝本部長が謝罪しました。

鹿児島県警察本部・野川明輝本部長
「関係者をはじめ、県民の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしていることにつきまして、改めておわび申し上げます。県民の皆様の信頼を大きく損ねていることについて、大変重く受け止めております」

県警の警察官を巡っては、4月8日に鹿児島県・曽於警察署地域課の巡査長、藤井光樹容疑者が、個人情報が掲載された警察の内部資料を第三者に漏えいした地方公務員法違反の疑いで逮捕されました。

また4月18日には、警備部公安課の警部、幸得健一郎容疑者が知人女性の体を触るなどした、不同意わいせつの疑いでそれぞれ逮捕されています。

会見では西畑知明警務部長が一連の警察官の逮捕について、「規範意識や職責の自覚の欠如。警察活動が、県民の信頼と協力の上に成り立っていることに対する認識不足などが考えられる」などと言及し、職員個人の資質の問題として済ませるのではなく、組織として対応すべき課題があるとの認識を示しました。

県警本部・西畑知明警務部長
「(警察職員に)当事者意識、危機意識を持たせることが必要と考えている。職員が被疑事案を起こしてしまう、道を誤ってしまう前に、組織として気を配り正しい方向に導くことが必要」

鹿児島テレビ
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