公職選挙法違反の罪に問われている熊本市議・田尻 善裕被告の上告が棄却されました。これにより、一審、二審判決が確定すれば田尻被告は公民権が5年間停止され
失職します。

この裁判は、去年4月の熊本市議選で当選した田尻 善裕被告が立候補届け出前の3月、出身高校の同窓会の案内に自身への投票を呼びかける違法な文書を同封し発送するなどした罪に問われたものです。

被告側は「公職選挙法の規定は憲法に違反している」などと無罪を主張。

一審の熊本地裁、二審の福岡高裁ともに被告の有罪判決を言い渡していて、被告側は最高裁に上告していました。

そして最高裁第2小法廷は4月22日付で上告を棄却、これにより罰金30万円とした一審、二審判決が近く確定することになります。

田尻被告は有罪確定に伴って公民権が5年間停止され議員の職を失います。

田尻被告は25日コメントを発表。

「上告も棄却され、証人による証言の機会すら与えられず、到底納得できるものではない。異議申し立てを行い、最後まで真実を求めていく」などとしています。

テレビ熊本
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