熱中症特別警戒アラートが発表された場合、暑さを避ける施設として市町村が住民に開放する「クーリングシェルター」は、アラート運用開始の24日現在、富山県内で1カ所も指定されていないことがBBT富山テレビの調べで分かりました。

クーリングシェルターは熱中症特別警戒アラートが発表された場合、市町村が予め指定した冷房の効いた公共施設などを住民に開放するものです。

BBTが県内15市町村にクーリングシェルターの指定状況を確認したところ、施設の選定など具体的な対応を進めているのは高岡市と舟橋村のみで、ほか13の市と町は検討中か未対応でした。

アラート運用開始の24日現在、県内でクーリングシェルターに指定された施設はなく、環境省は、高齢者などが冷房の効いた空間に避難できる体制の確保が必要だとして、引き続き市町村に協力を求めていく方針です。

富山テレビ
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