19カ国の142人を乗せたフランスの大型クルーズ船が22日夜、天草市に初めて寄港しました。乗客たちは23日、世界文化遺産の崎津集落を観光しました。

天草市河浦町に寄港したのはフランス、ポナン社の『ル・ジャック・カルティエ』。

全長131メートル、幅18メートルのクルーズ船です。

23日朝は天草漁協崎津支所でシルバン・ルノルマン船長を迎えてセレモニーがあり、地元の中学生ボランティアガイドが日本語と英語で崎津の歴史などを紹介。

花束を手渡して歓迎しました。

これに対し、船長は「素晴らしい崎津集落を思い出として残し、また、世界に広めていけたらと思います」とお礼の言葉を述べました。

そして乗客たちは崎津のお寺や教会、神社などを見て回りました。

また、名物の杉ようかんとお茶を味わいました。

【乗客】
「とてもおいしい。ありがとう」

【乗客】
「これまで回ってきた中で崎津が一番です」
【乗客】
「すごく感動しています。キリスト教、仏教、神道の三つが一つの場所にあることは興味深く、帰ったらみんなに教えたいです」

【馬場 昭治 天草市長】
「これを機に天草の歴史や文化、素晴らしい風景や食などを世界に発信したい」

『ル・ジャック・カルティエ』はこの後、上天草市や長崎の壱岐、韓国・済州島などを経由して博多へ向かうということです。

テレビ熊本
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