あの世界的に人気の怪獣が鹿児島の伝統工芸品とコラボしました。

2024年で70周年を迎える「ゴジラ」とコラボした「薩摩切子」のグラスの販売が23日からはじまり、鹿児島県の霧島市役所でお披露目されました。


黒くゴツゴツとした荒々しさを感じる模様。

これはまさか、あの大怪獣の皮膚?


実はこちら、2024年に70周年を迎える「ゴジラ」と、「薩摩切子」がコラボして完成したグラスです。

サンドブラストと呼ばれる技法で、ゴジラのゴツゴツした皮膚を再現したこだわりの逸品。

実現のきっかけは、ゴジラシリーズを配給する東宝からの提案だったと言います。


美の匠ガラス工房弟子丸・下簗清美専務
「東宝のシンデレラガールが映画の番宣で鹿児島に来たことが始まりで、『うちのアクセサリーを差し上げたい』と話したことがきっかけ。(東宝が)『伝統工芸とゴジラ(のコラボ)をやっているが、ぜひどうですか?』と」


黒い薩摩切子を開発したことで知られる、切子師の弟子丸努さんが、2年の試行錯誤を経て完成させたこちらの作品。

23日からゴジラ70周年の記念商品として、霧島市の薩摩切子の工房で受注販売が始まり、霧島市のふるさと納税の返礼品としての取り扱いも始まっています。

23日はそれを記念して、霧島市役所でのお披露目もありました。


美の匠ガラス工房弟子丸・弟子丸努さん
「ゴジラの肌感、皮膚感と薩摩切子をどう融合させるかという中で、バランスもいい感じでできた。ゴジラの映画をこのグラスで一杯やりながら鑑賞してもらえたら」


グラスは破壊され燃え上がる街をイメージした赤、ゴジラが出てくる深い海の青、モノクロ映画をイメージした黒の全3色。

注文は工房のホームページか、霧島市のふるさと納税サイトで受け付けているということです。

鹿児島テレビ
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