警察官を装った男から、あたなは詐欺事件の共犯者だと脅された鳥取市の女性が、犯行グループに言われるがまま指定された口座にお金を振り込み、２２３万円をだまし取られる詐欺事件が発覚しました。
被害にあったのは、鳥取市に住む３０代の女性です。この女性は、２０２４年４月１１日にかかってきた郵便局員を名乗る女や警察官を騙る男からの電話で、詐欺グループの共犯者として疑われているので、「詐欺グループと共謀していないことを調べるには、あなたの口座のお金を預ける必要があると」言われ、自分の無実を証明しないといけないと思い、翌１２日に指定する口座に２２３万円を振り込んだということです。
女性がその後、電話をかけてきた警察官について警察に問い合わせたことで詐欺被害にあったことが分かりました。
犯行グループは、この女性に作成させたＬＩＮＥのアカウントへのビデオ通話で、警察官の制服のようなものを着た姿で「逮捕状」のような書類を見せたりして、女性を信じ込ませたと見られています。
警察は、警察や検察を名乗り、「あなたが犯罪に関わっている」などという電話は詐欺であり、警察がＬＩＮＥや電話で捜査情報を教えたり、逮捕状などの画像を送ることはないとして、被害防止に努めるよう呼びかけています。
