富山県は、加速する人口減少問題について部局横断で取り組む「県人口未来構想本部」を立ち上げ、22日初会合が開かれました。

人口減少対策や減少に伴う課題への施策などについて協議するため設置したもので、会合には本部長の新田知事をはじめ県の幹部が本部員となり出席しました。

*新田知事
「さまざまな切り口で、人口問題に真正面から取り組んでいきたい」

初会合の22日は県の人口の現状や推移などが説明され、今後のスケジュールが示されました。

県内の人口は2008年の128万人をピークに減少し続け、今年4月時点の推計人口は100万人を下回る見通しです。

さらに、国立社会保障・人口問題研究所が2050年の県内の人口を県の人口ビジョンと比べおよそ10万人下回る76万2000人と推計しています。

これを踏まえ県人口未来構想本部では、今後、5月から8月までに3回の会合を開き11月に開く会合で新たな人口ビジョンの骨子案を示したいとしています。

富山テレビ
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