農作業が増える時期を迎え、用水路への転落事故を防ごうと、22日富山県内の一斉点検が行われました。

農業用水路の点検は、県内4カ所で行われ、このうち高岡市では、国吉地区の用水路を県や市の担当者15人が危険な箇所がないか確認しながら回りました。

この用水は地域の子どもたちが通う学校のそばも流れていて、春には水量が増加します。

*リポート
「用水路の点検作業が行われています。安全対策用にロープが隙間に取り付けられています」

点検には地域住民も参加し、850メートルの用水路には転落防止用のロープが設置され危険を呼びかける看板が取り付けられました。

県内では、去年1年間に用水路で転落し死亡する事故が10件起き、特に高齢者の事故が多くなっています。

*県農村整備課 渡辺大輔さん 
「春の陽気に誘われ外出が多くなるこの時期に、不注意で用水路に落ちてしまうことがある。水路は危ない場所だという意識を持ってほしい」

県は、5月20日まで転落防止事故強化期間として、各地で注意を呼びかけることにしています。

富山テレビ
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