仙台市青葉区一番町の老舗書店「金港堂」本店が4月末に閉店します。週末、有志の団体によって、感謝を伝えるイベントが開かれました。

青葉区一番町の「金港堂」本店では、4月20日と、21日の2日間、常連客や関係者などの有志が主催し、トークイベントが開かれました。

会の名前は、「勝手に金港堂本店に感謝を伝える会」。金港堂本店に特別な思いを持つ人たちが、思い出や、生活の中での本の役割について語りました。

海辺の図書館 庄子隆弘館長
「本がある空間というのが、私たちの生活を豊かにしてくれる、本というものが、人と人のつながりを紡いでいく。背中を押してくれる」

金港堂は1910年、青葉区大町で創業。1951年に現在の場所に本店を移転し、その後、73年にわたって同じ場所で営業を続けてきました。長い歴史とともに、通い詰めるファンも多く、店に寄せられた色紙には、本店の閉店を惜しむ声や感謝の言葉が。

イベントを主催 風の時編集部代表 佐藤正実さん
「本屋さんというのは、本を売るだけの場所ではなくて、人とつながる場でもあったり、もの、本、街とつながる場であったりということを示せればいいなと。金港堂さんのファンの方たちは、こんなにたくさんいらっしゃるし、みなさん熱い思いがあってお越しいただいているのがよくわかる」

仙台放送
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