79年前の沖縄戦で戦闘に巻き込まれた多くの住民が犠牲となった伊江島できのう慰霊祭が執り行われました。

沖縄戦当時、伊江島は東洋一と言われた日本軍の飛行場を巡り激しい戦闘が行われ日本軍守備隊が全滅するまでの6日間で軍民あわせて3500人が犠牲になりました。

黙とう島の高台に建立されている芳魂之塔で行われた平和祈願祭には遺族や地域の人たちのほか玉城知事も出席し犠牲者を追悼しました。

刻銘版には今年新たに1人が加わりました。

▽父が刻銘されている男性:
「30歳くらい。私が小学校1年ぐらいで8親父が(生きて)いたらなと、それだけをずっと思ってい」

こちらの女性は2年がかりで行政に働きかけ父親の追加刻銘が叶いました。

▽遺族:
「私はまだ(母の)お腹の中にいたんですよ、それでお顔も知らないんです。おばあちゃんから(父のことを)聞いたりですね、いろんな話を聞いてね、こういう人だったんだなって。刻銘もできて良かったなと思っているんです、だから生きている間はずっと来ようねと」

参列した人たちは犠牲者を悼み恒久平和への思いを新たにしていました。

沖縄テレビ
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