富山県内で、SNSなどで架空料金などを請求してだまし取る「特殊詐欺」の被害が去年の倍近くに増えていて、県警が注意を呼びかけています。

県警のまとめによりますと、県内で今年、先月末までに確認された特殊詐欺被害は76件と去年の同じ時期に比べて32件増え、倍近くになっています。
被害額は6534万円増加しました。

中では、「副業のあっせん」や「料金未納」をかたるなどした架空料金請求詐欺が9割以上を占めています。

被害者116人のうち60代が37件と最も多くなっていますが、20代や30代の若い世代でも被害が確認されています。

犯罪の手口は、SNSやWebページなどに表示される「ポップアップ広告」を使ったものが6割を占めていて、県警は「インターネットやSNS上で、もうけ話を持ちかける手法は、詐欺の可能性が極めて高い」として注意を呼びかけています。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。