長崎市内の私立高校に通っていた男子生徒がいじめの被害を訴える手記を残して自殺してから7年です。

命日の20日、遺族が献花に訪れました。

長崎市内の公園です。

命日にあわせ20日に遺族が訪れ、生前に息子が母の日にプレゼントしてくれた花「カーネーション」を手向けました。

7年前の2017年4月長崎市内の私立高校に通う当時2年生の男子生徒が自ら命を絶ちました。

自殺をめぐり、学校が設けた第三者委員会は翌年、「同級生からのいじめ」を要因とする報告書をまとめましたが学校は因果関係を認めていません。

生徒の両親は 2022年、学校側におよそ3400万円の損害賠償などを求める裁判を
長崎地裁に起こしています。

男子生徒の母
「学校がいじめを認めない姿勢が許せない。苦しんだ子どもたちの声が埋もれてしまうのは許されないこと」

遺族は2023年12月に「いじめ防止対策推進法」を学校が順守するよう求めるオンラインでの署名活動を始めていて、いじめの早期発見と解決ができる教育現場の実現を願っています。

テレビ長崎
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