2024年3月、名古屋駅近くのJR東海道線で起きたのり面の崩落事故は、名鉄が発注した工事でのり面に複数のひび割れができたことが原因とわかりました。

 JR東海道線は3月12日、名古屋駅近くの線路脇ののり面が崩れて、名古屋駅から岐阜駅の間で約5時間にわたり運転を見合わせました。

 のり面の近くでは名鉄が発注した建設会社の「安藤・間」が、2023年12月から信号機などを収める建物の新設工事を行っていました。

 その後の調査で、掘削工事によって土の崩壊を防ぐ擁壁の安定性が低下し、のり面に複数のひび割れが発生したところに強い雨が降って水圧がかかって崩壊したとみられることがわかりました。

 掘削した箇所は既に応急処置を終えていますが、工事は今も中断しています。

東海テレビ
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