鳥取市と大手コンビニチェーンのセブン‐イレブンが連携し、コンビニ店舗に設置したペットボトルの回収機を活用しリサイクルを進める取り組みが始まりました。

鳥取市内のセブン‐イレブンで、17日にお披露目された使用済みペットボトルの回収機。液晶パネルにタッチして、ラベルとキャップを外してペットボトルを入れると、容積を約3分の1に圧縮。500ミリリットルタイプで280本分が収容可能です。

鳥取市・深澤市長
「ペットボトルからペットボトルへのリサイクルへの取り組みが開始されることになった。水平リサイクルの取り組みの推進がこれから大いに期待される」

二酸化炭素削減の効果が高い「水平リサイクル」が実現するほか、圧縮して回収することで物流でも二酸化炭素を削減。環境面、コスト面で一石二鳥の効果が期待できます。
鳥取市は2023年、政府の目標を前倒しして脱炭素を進めるモデル地域に選定され、その取り組みの一環として、ペットボトルのリサイクル事業に取り組むセブン‐イレブンと連携しました。ペットボトル回収機の設置は、山陰のセブン‐イレブンではこれが初めてで、今後鳥取市内の9つの店に順次導入されるということです。

セブン‐イレブン・ジャパン 香取善文中国ゾーンマネジャー
「セブンイレブンの店頭にあることで、市民の皆様が気軽にご利用いただける。この資源循環の取り組みをまず簡単に第一歩として取り組んでいただける。それができるのではないかと考えている」

市は、回収機の利用を市民に呼びかけるとともに、分別回収についても知ってもらい、「脱炭素」実現に向け、ペットボトルの再資源化を進めることにしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。