警報機も遮断機もない第4種踏切と呼ばれる踏切。遮断機がない「第3種」と合わせて、宮城県大崎市や石巻市などに20カ所、遮断機がない踏切が存在します。大崎市の第4種踏切を取材しました。

群馬県高崎市で、9歳の女の子が踏切内で列車にはねられ、死亡した事故。女の子は犬を追いかけて踏切内に入ってきたとされています。

現場は警報機も遮断機もない踏切。こうした踏切は「第4種踏切」と呼ばれ、JR東日本によりますと、宮城県内に「第4種踏切」は16カ所。警報機はあるものの遮断機がない「第3種」は4カ所。県内に「遮断機のない踏切」は20カ所に上ります。

宮城県内では2016年、美里町で列車と軽トラックが衝突し、男性が死亡する事故が発生。警報機も遮断機もない「第4種踏切」でした。

大崎市にある第4種踏切の「陸羽東線・元屋敷踏切」です。

記者リポート
「こちらの踏切、幅は狭く遮断機がありません」

列車の「警告音」が聞こえてからおよそ8秒後。列車がカメラの目の前を通過していきます。

踏切の近所の人
「駅を出てすぐカーブで見にくい。警報機もけっこう前で鳴る。気を付けながら渡っている」

総務省の調査では、「第4種踏切」での事故発生率は遮断機のある踏切と比べて約1.7倍、高くなっています。

仙台放送
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