村井知事がちょうど1週間前、記者会見の場で言及した国民体育大会の見直しについてです。4月15日の会見で村井知事は去年の国体の支出が、1億円を超えていたことを明らかにし、「納税者が納得できる使い方を考えるべき」と述べました。

宮城県 村井知事
「税金の使い道がこのままでいいのかどうかということかをご理解をいただく、というか意識を喚起するいいきっかけになったのでは」

村井知事は4月8日の会見で、長年、国体として親しまれてきた国民体育大会について、「今の形式での大会は廃止も一つの選択肢」との考えを示しました。主な理由に、選手の移動費用などに対する都道府県の負担の大きさなどを挙げた村井知事。この発言を受け全国の知事も様々な見解を示し、大きな議論を呼んでいました。

15日の会見で村井知事は去年の鹿児島国体では1億円を超える支出があったことを明らかにし、県単位ではなく、ブロックごとの開催やマイナー競技、障害者のスポーツ大会などに限定することも選択肢の1つと述べました。

宮城県 村井知事
「納税者が納得できるような、みんなが納得できるような税金の使い方を考えるべきだと思う」

国体を主催する日本スポーツ協会は、今年度中に考え方をまとめたいとしていて、全国知事会では、アンケート調査を通じ、協会に意見を提出する方針です。

仙台放送
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