春の全国交通安全運動期間。
子どもの交通事故防止で、新学期にあわせ啓発活動や取り締まりが強化されています。

富山市の小学校で行われたのは、入学したての新1年生を対象にした、この時期の恒例行事、交通安全教室です。

*富山中央警察署交通課 谷内祐介企画係長
「車は左側を走ってきます。みんながしっかり右側を歩いていると、車の人はみんなをすぐに見つけてくれます。みんなも車をすぐに見つけることができるので、ぶつかる可能性が少なくなります」

教室では、警察官などが児童と一緒に通学路を歩き、横断歩道の渡り方や道路に飛び出さないよう指導していました。

*富山中央警察署交通課 谷内祐介企画係長
「手を挙げててね。最初から手を挙げて、安全確認をして渡りましょう」

*児童
「自転車に気を付けたい」
「車にひかれないように気を付けたい」
「『止まる、見る、待つ』を、下校登校するときに守っていきたい」

*富山中央警察署交通課 谷内祐介企画係長
「信号のない交差点で横断する場合もある。そういったところを、約束を守って安全に渡ってもらいたい」

通学路の交通安全を守る取り締まりも強化されています。

射水市で行われたのは登校時間と重なる朝7時からの2時間、車の通行が禁止された区間での違反車両の検挙です。

この日、県内の通学路15カ所で行われた一斉取り締まりでは、通行禁止違反84件、速度超過42件など交通違反の検挙件数が132件に上りました。

*射水警察署交通課 山崎永通課長
「継続して取り締まりを行うとともに、そのあとの周知ですね。目的は交通事故を起こしてもらはないことなので、周知を徹底していきたい」

*リポート
「富山市の針原小学校の通学路で、ドローンを活用した交通監視が行われています」

通学路の交通安全監視に新たな動きも…。
今年度、県警に新設された「ドローンパトロール隊」です。

自動車や歩行者の交通状況をドローンで上空から撮影し、横断歩道で交通整理をする隊員に伝え事故防止につなげます。

過去5年間、県内で交通事故にあった小学生児童は2021年が54人と最も多く、去年、おととしと減少傾向にあります。
県警は、今後も啓発活動や取り締まりで通学路の安全を確保し、子どもの事故防止を図ることにしています。

*県警交通企画課交通事故分析官 今崎貴史課長補佐
「事故が起きるとすると交差点だったり、道路を渡る横断歩道が多い。道路を歩いて登下校されるときは、しっかりルールを守って、安全な行動で学校に行ってほしい」

富山テレビ
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