名古屋大学病院で医師が、検査結果の報告を見落とし、「肺がん」の発見が遅れ、男性患者が死亡する医療ミスがあった。

病院によると、2016年3月、高齢の男性が受けたCT検査で、画像を診断した放射線科医が、「肺に影があり、再検査を推奨する」とした報告書を主治医が見落とし、肺がんの発見が遅れたという。

この時点で見つかっていれば、初期の肺がんだったが、診断されたのは3年後で、男性は、肺がんが転移し、2022年に死亡した。

病院では2015年以降、CT画像診断の結果への対応を怠ったことで患者が死亡した事例がほかにも5件あったという。

東海テレビ
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