能登半島地震による液状化被害で、住民生活に影響が出ている高岡市の伏木地区。
10日、地震で被害のあった空き家が倒壊しました。
住民の間に不安が広がっています。

*リポート
「伏木錦町の空き家が倒壊した現場の前に来ています。幸い通行人がおらず、けが人はいないということです」

10日午前10時半ごろ、付近の住民から警察に「空き家が倒壊した」との通報がありました。
空き家は、能登半島地震の影響で傾きましたが、所有者が分からず、そのまま放置されていました。

*近くの会社の人
「傾いている感じはあったから危ないと思っていた。きのう朝来たら、そこから道路の反対側までバーッと流れた感じ」

*駅前地区自治会長
「(空き家になって)20年以上は経っている。もういつ崩れてもおかしくない状況ではあった。結局、所有者がわからずじまいで、どこに行かれたのか、亡くなられているのか不明。一応、市に言ってあるので、時間はかかるかもしれないが、たぶん動いてくれるのでは」

市では、通報を受け、道路にはみ出していたがれきは撤去しましたが、宅地には崩れた家の部材などが残ったままとなっています。

伏木では、一時避難や転居などでおよそ50世帯が地区を離れました。
空き家が増えており、地震で被災した住宅への対応が急がれます。

富山テレビ
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