天然のサケの記録的な不漁が続く中、期待が高まっている養殖サーモンについてです。
岩手県久慈市のブランドギンザケ「久慈育ち琥珀サーモン」の今シーズンの初水揚げが、4月11日に行われました。

久慈市漁業協同組合では「久慈育ち琥珀サーモン」と名付けたギンザケの海面養殖に2021年から本格的に取り組んでいます。

11日は2023年11月から5カ月かけて育てられたサケをいけすから船に移した後、さらに船から漁港へと水揚げする作業が行われました。

水揚げされたのは平均1.1キロに成長したサケ約1500匹。

魚市場では1キロあたり900円台と燃料やえさの高騰を背景に2023年の初水揚げより2割ほど高く取引されました。

久慈市漁業協同組合自営養殖課 馬内悟課長
「久慈で育った身の引き締まったおいしいサーモンを食べていただければと」

今シーズンの水揚げは7月下旬まで続く予定で、水揚げ総量が763トンに達した昨シーズン並みを目指すということです。

岩手めんこいテレビ
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