4月11日朝の福島県内は放射冷却の影響で局地的に冷え込み、果樹農家は遅霜の対策に追われた。

11日午前5時前、阿武隈川沿いにある桑折町砂子沢の畑ではうっすらと霜が降りた。
近くのモモ農家は花が霜にあたって枯れてしまわないよう火を焚いて対策を取った。この桃園では、3年前の遅霜で収量が4割ほど減ってしまったため警戒を強めていたが、対策の効果もあり影響はなかった。

はねだ桃園・南和希さんは「やはり収量とか製品率に影響してくる部分なのでそこはしっかり対策をとっていきたいなと思っています」と話す。

11日朝は、風があったことで放射冷却の影響はそれほど強まらず、福島県内でも今のところ目立った霜の被害は確認されていない。

福島テレビ
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