国賓待遇でアメリカを訪問中の岸田首相は、まもなくバイデン大統領との首脳会談に臨む。
会談のポイントについてアメリカ・ワシントンから、FNNワシントン支局・千田淳一記者が中継でお伝えする。
会談は、大統領執務室で行われる。
会談では、北朝鮮や中国を念頭にした安全保障協力の強化が最大の焦点となる。
岸田首相は、日本時間10日午後11時過ぎ、ホワイトハウスで行われた歓迎式典に臨んだ。
まもなく行われる会談では、AI(人工知能)や宇宙などさまざまな分野がテーマとなるが、最大の柱となるのは、安全保障分野での連携。
アメリカ政府関係者は、日米首脳会談で「対北朝鮮や対中国を念頭にした日米同盟やパートナー国を含めた枠組みの強化を一段上げることが最大の目的だ」と話しているほか、停滞するウクライナ支援への日本のさらなる協力も求められる見通し。
バイデン大統領にとって、夏以降に本格化する大統領選で、国内政策に注力する前の数少ないタイミングでの首脳会談で、日本の協力も得て外交政策への道筋をつけたい狙いもある。
日本時間の11日未明に行われる共同会見でどんなメッセージが発信されるのかが注目される。