製造業の最新技術が集まった「ものづくりワールド名古屋」が10日、名古屋市港区のポートメッセなごやで始まりました。

「ものづくりワールド名古屋」の会場では、3Dスキャナーや、ロボットアームを用いた工場設備など、9つの分野ごとに製造業界渾身の製品や技術が披露されています。

担当者:
「部品の自動倉庫になっています。お客さまの欲しい部品を自動的に選別して取り出していく機械になっています」

 QRコードによる管理で、膨大なストックから必要な部品を素早く自動でピックアップする倉庫のシステム。人件費の削減にも一役買っているといいます。

(リポート)
「このアームを動かしてみると…遠隔で機械を動かすことができます。そして私の手にこの機械の感触までが伝わってくるんです」

 金属の研磨のような繊細な力加減が求められる作業もリモート操作が可能に。職人1人が複数の現場に対応できるようになるだけでなく、ロボットにインプットすれば技術の再現も可能となるそうです。

 各社自慢の技術が集まる見本市。商機を掴もうと全国から700もの企業が出展し、至る所で商談や名刺交換が行われるなど、会場は熱気に包まれていました。

 春日井市で車やバイクの部品を手掛ける企業は、午前中だけで20社と名刺を交換。ビジネスチャンスの手応えを感じているようでした。

担当者:
「世界中の方がみえて色んな方とお会いすることができて、本当いい機会をいただけたと思います。販路拡大を広げていきたいと、今回をチャンスに頑張っていきたいと思っています」

 ものづくりワールド名古屋は12日まで開かれています。

東海テレビ
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