農家の高齢化や人手不足の解消につなげようと、4月10日に岩手県岩手町でドローンなど最新の農業機械の実演をするイベントが開かれました。
このイベントはIT技術を活用して生産性を高める「スマート農業」を普及させようと岩手町スマート農業研究会が開きました。
10日は町内の農家約20人が集まり、農業機械メーカー6社の担当者から説明を受けました。
このうち国産の農業ドローンの実演をしたのが「NTTe-DroneTechnology」です。
1つのバッテリーで最大2.5ヘクタールの散布が可能で、自動でも手動でも高い精度で操縦することができるということです。
NTTe-DroneTechnologyサービス推進部 佐々木達也担当部長
「女性や高齢の方が持ち運びしやすい大きさで設計開発をしている」
岩手町には自動で動く農機具の精度を高めるシステム「RTK」の基地局が設置されていて、通常は数十センチと言われる誤差を数センチ以内に減らすことができます。
岩手町スマート農業研究会 府金秀一会長
「楽しんでやっているのを見れば(子供が)継いでくれると思う。まず親が楽しんでやることだと思う」
岩手町ではスマート農業導入の補助金を用意していて、秋にも機械の実演会を開催したい考えです。