各地でサクラの便りが続々と届いているが、秋田市のサクラについて日本気象協会は10日の開花と予想していた。秋田地方気象台の標本木の花は開いたのか。花見スポットのサクラの状況とともにリサーチした。
佐藤愛純アナウンサー:
「秋田地方気象台のソメイヨシノの標本木は、まだほとんどがつぼみの状態。部分的に花が開いているが、開花発表となるのか注目」
サクラの花が5~6輪咲くと「開花」だが、午前9時半すぎに職員が標本木を確認すると…。
秋田地方気象台 主任技術専門官・小野寺健男さん:
「開花している花は1輪もありませんでした。よって現在は開花にはなっていないという状況です」
午前中は花が開ききっておらず「開花」は持ち越しになった。
秋田地方気象台 主任技術専門官・小野寺健男さん:
「気温は平年より低めですが、晴れているのでもしかすると午後に咲く可能性はあるかと思います」
佐藤愛純アナウンサー:
「気象台の職員の話を受け、再び標本木を見に来た。午前と比べると花が開いている部分があるが、どうだろうか」
秋田地方気象台 主任技術専門官・小野寺健男さん:
「サクラの花が5輪以上開花していることを確認しましたので、本日“サクラの開花”とします。きょうの気温は平年よりも上がらなかったのですが、日差しもあったし、この時期の気温ですから、サクラの開花に影響したのかなと思います」
2月と4月の高温で順調に生育が進み、平年より7日早い開花となった。
12日から桜まつりが始まる秋田市の千秋公園に行ってみると、しっかりと花開いているサクラがあった。まだつぼみが目立つものの、どれもふっくらとしていた。
今週は気温が高い日が続くため、秋田市内のサクラは週末には満開を迎えるかもしれない。
「千秋公園桜まつり」では露店やライトアップが楽しめる。春の風物詩を満喫できるまであと少しだ。