東北の空の玄関口、仙台空港に最新鋭の化学消防車が配備されます。最大の特徴は放水能力で、1分間に5200リットルの水を放水することができるということです。

記者リポート
「あちらが今回仙台空港に導入された空港用化学消防車、PANTHER(パンター)です。かなり重厚感があって迫力がありますね」

仙台空港に配備されるのは、オーストリア製の科学消防車、「PANTHER」です。大量の薬剤と水を搭載している化学消防車は航空機火災が起きた際、被害を最小限に食い止めるため初期消火を行います。

こちらのPANTHERは全長11.75メートルで、高さは3.7メートル。最速110キロで走行することが可能です。また、10000リットルの水が入る、巨大な水槽が備えられていて、最大の特徴は…その放水能力。1分間で最大5200リットルの水を80メートル以上離れた場所に放水することができるということです。

仙台国際空港 谷内克行空港運用部長
「新型消防車両使う機会がないことが望ましいですが、皆さまに披露することはほぼ無いと思っていただき、今日の場面を設けていますけど、それで安心を皆さんに担保するということです」

今年1月には、羽田空港で、航空機の衝突炎上事故が発生していて、仙台空港では周辺の医療機関や自治体と連携するなどして備えを進めています。

仙台放送
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