秋田県大館市の小学校で9日、交通安全教室が開かれ、子どもたちが大きな車の周りに潜む危険性などを学んだ。
大館市の矢立小学校で開かれた教室には、全校児童22人が参加した。
まずは自転車の乗り方。児童たちは周囲の安全を確認してから発進することなどを学ぶと、特設コースで自転車を走らせた。コースには障害物や見通しの悪い場所が設けられ、警察官などのアドバイスを受けながら慎重に運転していた。
地元の交通安全協会の男性は、障害物がある所を通るときは「後ろから車が来ないか確認して。大丈夫だったら障害物の脇を、自転車を押して通って」とアドバイスしていた。
校舎の外では、バスが曲がるときに注意しなければならない巻き込み事故や、運転席からは見えづらい「死角」の危険性について学んだ。
6年生:
「死角は、運転席の近くではほぼ何も見えなかった。周りを見て、加害者や被害者にならないようにする」
1年生:
「右見て左見て歩く。信号のところではピカピカしてるときは歩かない」
児童たちは改めて交通ルールを守ることを誓っていた。